日本発達心理学会

日本発達心理学会設立の趣旨

 発達心理学は,人が生まれてから死に至るまでの生涯の発達を通じて,またさまざまな生物が進化によって,その心身のはたらきをどのように変化させていくか,その発達をどのように支援すればよいかなどを研究する学問です。
 日本発達心理学会は1989年に設立されました。この設立当初から,本会は世の中に開かれた学会,若手が活躍できる学会ということを標榜してきました。本会定款は,学歴も業績も加入の必要条件としていません。学者・研究者だけでなく,発達の実務に携わっている方も歓迎しています。また,各種委員会など会の運営において,若手を委員等に積極的に登用しています。
 発達心理学の研究面では,学術雑誌『発達心理学研究』を年4号発行し,幅広い視野と方法に基づく発達研究の成果を公刊しています。このほか会員は,年3回のニューズレターと,インターネットで月2回配信される研究情報ニューズを受け取ることができます。 発達の実践面では,発達支援の専門職である臨床発達心理士資格の創設(2001年)とその後の運営に,本会は力を尽くしてきました。現在,本会は一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構を通じて,臨床発達心理士の資格を支えています。
 研究の国際化という点では,毎年著名な海外の発達心理学者を招聘して国際ワークショップを開催しています。最近では,英国心理学会発達部門と,それぞれの大会時に講演者を派遣するスキームを取り交わして実施しています。
 乳幼児から高齢者までの心の発達,あるいは,人間の幸福な人生と福祉に研究上の関心を持っている方々,ならびに,その実践の場にいる方々の本会へのご参加を心より歓迎いたします。

2014年4月
代表理事 本郷一夫