日本発達心理学会 第32回大会

プレカンファレンス

2.公認心理師における『教育・発達』的観点の意義と可能性

●タイトル
「公認心理師における『教育・発達』的観点の意義と可能性―その1:教育分野における公認心理師の職域開発と養成―」

●日時:2021年3月27日(土)13時-15時(当日は12時30分より入室可能となります)
●方法:Zoomウェビナーを用います。事前登録後に配信されるメールに記載されたZoomのURLからパソコンのZoomアプリを利用して参加してください。Zoomのアカウントは必ずしも必要ありません。

  • スマホ,タブレットよりもできるだけパソコンで,かつZoomアプリを利用してのアクセスを推奨いたします(最新のZoomアプリをインストールしてください)。
    ただしパソコン等の性能,インターネット接続回線の不調等によっては,受講いただけない場合があります。
    機器や接続に関する技術的なお問い合わせには応じかねます。
    事前にZoomの使用方法やオンラインの環境設定について十分にご理解の上,ご参加いただきますようお願いします。
    なお,カメラ,マイクは原則として利用いたしません。
●参加費:無料
●予約:本プレカンファレンス専用の事前登録をZoom上でお願いします。以下のバナー(登録ボタン)をクリックして,事前登録サイトにアクセスしてください。登録は27日(土)の正午で受付終了とさせていただきます。
プレカンファレンス2専用の事前登録(参加申込) 受付終了:3月27日(土)午前12時(正午)
なお方法の箇所にお示ししたように,登録完了後すぐ,入力したメールアドレス宛に本プレカンファレンスの開催場所であるZoomのURLを示したメールが配信されます。メールが不着ですと当然ながら本プレカンファレンスに参加できません。
不着の場合,アドレス入力ミスや迷惑メール扱いなどがあり得ます。迷惑メールフォルダをご確認ください。
問い合わせの際には,入力いただいた日時,アドレス,氏名等を明記の上,以下の問い合わせ先までメールでご連絡ください。
●当日について:当日配布資料はgoogleドライブの共有機能を用いて配布します(資料の再配付はご遠慮ください)。
シンポジウム開始後冒頭に,チャットを利用してgoogleドライブのURLをお示しします。
また当日の質疑については,ウェビナーのQ&A機能を用います(こちらはチャットではありません)。
Q&Aに適宜,ご質問・コメント等をご記入ください。なお,すべてのご質問・コメントにお答えすることは困難ですので,取捨選択させていただきますこと,ご了解ください。
●共催:日本発達心理学会・「教育・発達」心理資格連絡協議会
●後援:日本心理学諸学会連合、日本公認心理師協会、公認心理師の会
●問い合わせ先:第32回発達心大会・協議会シンポジウム事務局(プレカンファレンス担当)
jsdp2021.preconference2@gmail.com
* メールアドレスの@マークを半角@に変えて送信願います。

●資格更新研修ポイント
学校心理士・・「研修会A」として1ポイントの付与。
臨床発達心理士・・「(1)区分研修会」として0.5ポイントの付与。
特別支援教育士・・「(Ⅵ)本協会が認める研修会・ワークショップ等への参加」として1Pの付与。

  • 申請はいずれか一つに限ります。重複して申請した場合は、研修ポイントは認められません。
  • 本シンポでの資格更新ポイントの取得方法については<資料:資格更新ポイントの取得方法>をご覧下さい。

●趣旨

 公認心理師は、保健医療、教育、福祉、産業、司法の各分野の汎用的な国家資格として設立され、2018-2019年度には第1回、第2回国家試験が実施され、約36000名の公認心理師が誕生した。
 「教育・発達」心理資格連絡協議会は、日本心理学諸学会連合と連携し、国会での院内集会の開催、国会議員への陳情、10万人署名などへの協力を通して、心理学の基礎研究に裏付けられた包括的アセスメントとそれに基づく支援方法を有する「公認心理師」の設立に貢献してきた。
 現任者講習会テキストや試験出題基準で提示され強調されている「生物・心理・社会モデル」には、以上の理念が反映されているといえるが、今後、アセスメントや支援方法においては、「教育・発達的観点」がより適切に反映されるように働きかけてゆく必要がある。
 公認心理師の5つの分野のひとつである「教育分野」における具体的な職域として、現在は「スクールカウンセラー」や「通級指導教室の巡回相談員(東京都)」等があるが、今後、より広い「スクールサイコロジスト」的な役割や、特別支援学校や特別支援学級などでの「個別の支援計画」作成や支援、予防的心理教育などでも公認心理師の職域の開発・拡大が期待されるところである。また、その養成が大学・大学院においてどのようになされる必要があるかも大きな課題である。
 本シンポジウムでは、生まれたばかりの公認心理師の今後の成長を願い、保健医療、教育、福祉、産業、司法領域において、「教育・発達的観点」がどのような貢献をし、従来の心理支援の枠組みを超えた、新たな「教育・発達的観点」による支援方法の可能性、また「教育・発達的観点」観点に基づいた、大学での公認心理師の養成について共に考えていきたい。
 その第1回目として、今回のシンポジウムでは、「教育分野」における公認心理師の職域開発と養成について『教育・発達』的観点による様々な現場での実践を通して、共に考える機会としたい。

<プログラム>(予定)

●開会挨拶・企画趣旨
花熊 暁((財)特別支援教育士資格認定協会理事長)

●話題提供

  1. 石川悦子(こども教育宝仙大学 こども教育学部)…スクールカウンセラーとしての公認心理師の専門性と課題
  2. 黒田美保(帝京大学、日本臨床発達心理士会幹事長)…特別支援教育の巡回相談における公認心理師の専門性と課題:東京都での経験を通して
  3. 大矢正則(東星学園小中高等学校・校長)…管理職・教育相談コーディネーターとして公認心理師の活用(仮題)
  4. 川野健治(立命館大学 総合心理学部総合心理学科)…心理予防教育における公認心理師の役割

●指定討論
石隈利紀(東京成徳大学、学校心理士認定運営機構理事長、「教育・発達」心理資格連絡協議会代表)

●応答・全体討論

●進行:長崎 勤(実践女子大学、「教育・発達」心理資格連絡協議会事務局)

付記:「教育・発達」心理資格連絡協議会参加団体
一般社団法人日本発達心理学会、一般社団法人日本教育心理学会、一般社団法人日本LD学会、一般社団法人日本特殊教育学会、日本感情心理学会、日本学校心理学会、日本応用教育心理学会、日本コミュニケーション障害学会、日本学校カウンセリング学会、日本生徒指導学会、日本質的心理学会、日本K-ABCアセスメント学会、一般社団法人学校心理士認定運営機構、日本学校心理士会、一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構、日本臨床発達心理士会、一般財団法人特別支援教育士資格認定協会