発達心理学研究
総目次
発達心理学研究第20巻(2009年)
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巻頭言
発達心理学研究編集委員会委員長 氏家 達夫:発達心理学研究編集委員会の一年を振り返って
特集号序文
特集号責任編集者 石黒 広昭:日本発達心理学会発足の経緯とこれからの発達心理学の課題
回想記
東 洋・柏木惠子・繁多 進・田島信元:日本発達心理学会創立期の背景,精神,活動
特集論文
- 岡本 夏木:言語使用の発達と教育:意味の成層化とストーリー化
- 浜田寿美男:発達心理学の制度化と人間の個体化
- 竹下 秀子:あおむけで他者,自己,物とかかわる赤ちゃん:子育ちと子育ての比較行動発達学
- 瀬斉藤こずゑ:映像発達研究法の可能性:フィールドにおける洞察を観る
原著
- 橘 廣:乳児の手の活動における機能的左右非対称性:出生から1歳までの縦断研究
- 久保(川合)南海子・坂田陽子:顔刺激からの注意の解放における加齢の影響
- 菅野幸恵・岡本依子・青木弥生・石川あゆち・亀井美弥子・川田 学・東海林麗香・高橋千枝・八木下(川田)暁子:母親は子どもへの不快感情をどのように説明するか:第1子誕生後2年間の縦断的研究から
- 富田 昌平:幼児期における不思議を楽しむ心の発達:手品に対する反応の分析から
原著
- 朴 信永・杉村伸一郎:幼児を育てている親の子育てに関する省察の3層モデルの検討
- 野中 哲士:幼児が複数の遊離物を扱い始めるとき: 幼児のブロック遊び場面における環境の表面のレイアウトの記述
- 石本 雄真・久川 真帆・齊藤 誠一・上長 然・則定百合子・日潟 淳子・森口 竜平:青年期女子の友人関係スタイルと心理的適応および学校適応との関連
- 多田 幸子・杉村伸一郎:模型空間における幼児の再定位: 幾何学的情報とランドマークの利用ならびに身体移動の効果
- 近藤 綾:発話者を特定する外部情報のソースモニタリング能力に関する発達的研究: 自己紹介課題を使用した検討
- 青木 直子:小学校1年生のほめられることによる感情反応: 教師と一対一の場合とクラスメイトがいる場合の比較
- 奈田 哲也・丸野 俊一:他者との協同構成過程での知的方略の内面化はいかにしたら促進されるか
- 富田 昌平:幼児におけるサンタクロースのリアリティに対する認識
- 小林佐知子:乳児をもつ母親の抑うつ傾向と夫からのサポートおよび ストレスへのコントロール可能性との関連
- 山根 直人:幼児期における楽音の音高識別力について: 評定方法の再検討
原著
- 今尾 真弓:思春期・青年期から成人期における慢性疾患患者の モーニング・ワークのプロセス
- 白井 利明・安達 智子・若松 養亮・下村 英雄・川ア 友嗣:青年期から成人期にかけての社会への移行における社会的信頼の効果:シティズンシップの観点から
- 松本 学:口唇裂口蓋裂者の自己の意味づけの特徴
- 浅川 淳司・杉村伸一郎:幼児における手指の巧緻性と計算能力の関係
- 伊藤 朋子:確率量化操作の発達的研究:「サイコロ課題」を用いて
- 岩田 美保:ある5歳男児の就学期にかけての家族間コミュニケーション: 母・兄姉間会話への参入過程に着目した夕食時の会話の縦断的検討
- 飯塚 有紀:低出生体重児における母子再統合場面での 「抱き」の変化と母子相互作用
- 李 思嫻・湯澤 正通・関口 道彦:日本語母語幼児と中国語母語幼児における英語音韻処理の違い
- 東海林麗香:持続的関係における葛藤への意味づけの変化: 新婚夫婦における反復的な夫婦間葛藤に焦点を当てて
- 木下 芳子:多数決の適用についての判断の発達:日本とイギリスとの比較研究
原著
- 阪脇 孝子・中垣 啓:順列操作の実行的理解と概念的理解:「対称性の理解」を中心に
- 大島 聖美:妻から夫への信頼感が青年期後半の娘の心理的健康に与える影響
- 田中あかり:母親の情動表現スタイルが幼児の気質に及ぼす影響
- 小林佐知子・北川 朋子:母親の抑うつ状態に対するマスタリーの効果: ストレスへの対処とマスタリーとの関連性に着目して
- 青木 聡子:幼児をもつ共働き夫婦の育児における協同とそれにかかわる要因: 育児の計画における連携・調整と育児行動の分担に着目して
- 上宮 愛・仲 真紀子:幼児による嘘と真実の概念理解と嘘をつく行為
- 竹尾 和子・高橋 登・山本登志哉・サトウタツヤ・片 成男・呉 宣児:お金の文化的媒介機能から捉えた親子関係の発達的変化
- 鹿子木康弘・森口 佑介・板倉 昭二:内省能力と二次的信念の理解との発達的関連: 再帰的な思考の役割から
- 岡田 涼:青年期における自己愛傾向と心理的健康: メタ分析による知見の統合
- 一柳 智紀:物語文読解の授業談話における「聴き合い」の検討: 児童の発言と直後再生記述の分析から