大会企画について(特別講演、特別シンポジウム)
大会委員会としても現在、多くの方にご協力を頂きながら企画を進めております。学会企画シンポジウム・ラウンドテーブル等とともに、現時点で固まっている企画についてテーマをご紹介します(名称は、プログラム掲載時点で変更の可能性があります)。「特別講演」と「特別シンポジウム」については、少し詳しくご紹介します。
【1】特別講演
- ◇
- テーマ
- :
- “Early Social Cognition as a First Knot Between Generations”
「世代をつなぐ最初の結び目としての発達初期の社会認知」
- 講演者
- :
- Gergery Csibra氏
(Central Europe University, Hungary/Austria)
特別講演者として、中央ヨーロッパ大学(CEU)の、ゲルゲリー・チブラGergery Csibra教授をお招きできることになりました。チブラ先生は、同僚のゲルゲイ先生と共同で提出された「ナチュラル・ペダゴジー」仮説とそれを検証する一連の実験発達研究をはじめ、社会認知・コミュニケーション発達に関する数多くの洗練された実験研究と理論で知られるとともに、世界的研究拠点のひとつである同大学の赤ちゃんラボをリードしてこられた研究者です。
チブラ先生にはこの特別講演(3月4日午前を予定)とともに、日本国内の若手研究者の方々にご企画いただくシンポジウムのコメンテーター/ディスカッサントもお引き受けいただいています。
【2】特別シンポジウム
- ◇
- テーマ
- :
- 「育ち/育てを描くこと・研究すること・そこから色々考えること」
- 登壇者
- :
- 吉田戦車氏(漫画家)・伊藤理佐氏(漫画家)・細馬宏通氏(早稲田大学)・齋藤慈子氏(上智大学)・麦谷綾子氏(日本女子大学)・橋彌和秀氏(九州大学)
漫画家の吉田戦車・伊藤理佐ご夫妻にご登壇いただき、娘さんの誕生・成長をそれぞれの視点から描かれた作品「まんが親」(吉田戦車著・小学館)・「おかあさんの扉」(伊藤理佐著・オレンジページ)を中心に、発達心理学者・行動学者が読み解きます。研究者によるトークに、吉田先生・伊藤先生からレスポンスをいただきながら、「発達」を見つめる/眺めることから拓ける様々なもの・ことについて議論します(3月4日午後を予定)。
【3】招待講演
BPS(British Psychological Society)発達部門カンファレンスのMargaret Donaldson Awardを受賞された先生にも招待講演を行っていただく予定です。
【4】大会委員会企画シンポジウム
以下のタイトルで企画を進めています。
- ◇「赤ちゃん学から発達心理学へ:発達初期をめぐる基礎研究」
- ◇「アロマザリングのダイナミクスからアタッチメントを捉え直す:包括的な育児理解に向けて」
- ◇「日常会話の“あいまい力”をさぐる:語用論・発達心理・認知科学の交点」
- ◇「多様な支援ニーズのある子どもたちとインクルーシブなサポートをめぐって:『学び方を自ら学ぶ』プロセス」
- ◇「都市で育ちゆく人の発達心理学:生活世界を共に歩く」
- ◇ “Foundations and Perspectives of Social-Cognitive Development”
これに加えて数件を企画しております。HPのアップデートをお待ちください。
【5】学会企画シンポジウム 等
国際研究交流委員会: BPS(英国心理学会)発達部門との共同企画として、
- ◇BPS発達部門カンファレンスのMargaret Donaldson Award 受賞者による招待講演
- ◇ジョイントワークショップ
国内研究交流委員会:
- ◇「発達心理学から自立と依存を問い直す」
発達心理学研究編集委員会:
- ◇「ポジティブな自己意識的感情の発達」
- ◇「報告論文の手引きについて」
発達心理学研究編集委員会&ハラスメント防止委員会:
- ◇「研究を始める前に知っておきたい倫理(1):研究倫理ガイドブック(学会監修)を活用して」
社会貢献委員会:
- ◇「発達心理学会は「組織」として、いかに社会貢献をなし得るか?」
他 数件
- ◇関連学会・団体との共催シンポジウム 数件
- 理事会および各種委員会の企画の場合は、企画費は徴収いたしません。
大会委員会(meeting2026@jsdp.jp)に企画代表者が直接お申し込みください。- メールアドレスの@マークを半角@に変えて送信願います。
- 日本発達心理学会の分科会や地区懇話会は関連団体となるため、企画費が必要です。
企画者が、オンライン申込システムから登録を行ってください。
